彩都にある会社が新型コロナのワクチンを開発してるみたい

彩都のバイオ製薬企業「アンジェス」が新型コロナウイルスのワクチン開発に取り組んでいます。

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(アンジェス株式会社の本社がある彩都バイオインキュベータ=大阪府茨木市彩都あさぎ7-7-15)

同社の公式サイトの新型コロナウイルス感染症関連情報のページで「2020年3月5日『新型コロナウイルス感染症に対するDNAワクチンの共同開発』を発表しました」と広報。


臨床試験も始まっているようで、同社創業者の森下竜一・大阪大学大学院教授が6月9日、ワクチンについて日本記者クラブの講演でふれています。


森下さんは講演で、ウイルスの感染を防ぐ中和抗体のでき方について、ワクチン2ミリグラムを4週間間隔で2回、2週間間隔で3回接種した結果を公表。
それぞれ10人に接種したうち前者で6人、後者で7人に「独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)」が発表した規準をクリアする中和抗体の増加を確認したと話しています。

免疫の働きも高まったといい、同社のサイトによると6月17日時点で、 臨床試験について「WHO(世界保健機関)が推奨する国際基準に沿って分析を行っている最中」とのことで、実用化への動きも進んでいるといえそうです。

国産ワクチンの開発が進められているという話を聞いた方は多いでしょうが、それが茨木の会社で進められていたということは、ご存じなかった方もいらっしゃったのでは。

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ライター:ビーフラ ビーフラ