書き出しから「茨木市」という名前が登場する小説のタイトルは何?【いばらきクイズ】

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Q.「三月半ばの雨の降る寒い日、椎名燎平は、あまり気の進まないまま、大阪郊外茨木市に開学となる私立大学の事務局へ行った」…で始まる小説のタイトルは何でしょう?

a.「黄金を抱いて翔べ」(高村薫著)
b.「青が散る」(宮本輝著)
c.「疫病神」(黒川博行著)

この作品を原作にしたテレビドラマが1983年10月から翌年1月まで放送されました。

選択肢の著者は3人とも関西在住で、どなたも芥川賞か、直木賞を受賞されていますね。

茨木市にある大学って、どこなのでしょう。


正解は
b「青が散る」です!
文春文庫「青が散る」宮本輝著
▲「青が散る」宮本輝著(文春文庫)

著者の宮本輝さんの公式サイトによると、神戸市に生まれた宮本さんは1970年に追手門学院大学文学部を卒業し、1978年に「螢川」で第78回芥川賞を受賞しました。

1981年に映画化された「泥の河」(小栗康平監督)がモスクワ国際映画祭で銀賞を受賞し、以降は次々と作品が映画化、ドラマ化されています。

『青が散る』は1982年に刊行された青春小説で、舞台となる大学は母校の追手門学院大学がモデルといわれ、追大は2005年5月「宮本輝ミュージアム」を開設。
そこでは第一期の卒業生である宮本さんの愛用品や直筆原稿などを常設展示しています。

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宮本輝 ミュージアム

まだ、読まれてない方は『青が散る』を手に取られてみてはいかがでしょう。
昭和40年代の大阪が描かれていて、タイムスリップ気分が味わえますよ。

ライター:ビーフラ ビーフラ

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